【比較】PVCとナイロンの違いとは? どっちもプラスチック?
PVC、ナイロン どちらもよく聞く名前ですが、どんな違いがあるのでしょうか?
わかりやすく解説します!
PVCとは?
PVC(Polyvinyl Chloride)は日本語で、ポリ塩化ビニル。ポリ塩化ビニルを略して「塩ビ」といいます。費用対効果が高く、加工しやすいのが特徴。硬いタイプと柔らかいタイプの2種類。
安価で、耐久性・耐水性・耐候性・耐腐食性、耐傷性(キズに強い)、断熱性、軽量性、加工性に優れているプラスチック。
硬いタイプと柔らかいタイプがある。主に建築や医療現場で使われています。
しかし、最近はPVCによる環境汚染や健康被害の危険性を示す研究がいくつもあります。EUではPVCを含め、毒性のある有害な素材に対して規制するようになってきました。日本(いつもアメリカの後)ではまだ先のことでしょう。
ナイロンとは?
石油を原料とした合成繊維のことをナイロンと呼びます。名前の由来は、世界初の合成繊維「ナイロン6.6」という商品名から。強度が高いのでミリタリー系の製品にもよく使われていますね。
高い耐久性・伸縮性・撥水性・軽量・発色性といった特徴を持っており、アウトレット製品にはもってこいですね。しかし、高価である・撥水性が良いからすぐ蒸れる・熱に弱いからアイロンをかけれない、といった特徴があるため、一般的にはポリエステル繊維の方が多く使われています。
プラスチックと合成繊維の違いは?
プラスチックは日本語では合成樹脂。
プラスチックも合成繊維も「合成高分子化合物」というものです。
・プラスチックは、熱して加工できる高分子化合物のこと。
・合成繊維は、糸状の高分子化合物のこと。
ということは、プラスチックを糸状にしたものを合成繊維といいます。
つまり、ナイロンはプラスチックなのですね。
まとめ
PVCとナイロンはどちらもプラスチックでした。
PVCはよく建築や医療現場に、ナイロンは主に繊維として強度が必要な場面で使われます。
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